川西英展に行ってきた話(絵は鏡)
1.母に美術館に誘われる
川西英
— 蜂 (@yoyoyogurt36) 2022年10月30日
「3つの百景」の展示に行って来たのです。 pic.twitter.com/BITMmF5JND
母が珍しく、この川西英展に行きたいというから
私もついていった。
母が若い頃、良くこの方の作品を見ていたのだそう。
2.神戸ゆかりの美術館に行く
神戸ゆかりの美術館に行った事はあったが、
10年くらい前の話だった気がする。
ファッションミュージアムと併設されていた記憶がある。
着いてみると近くの広場でハロウィンのイベントが
やっていた。
す
3.川西英さんの作品と出会う
創作版画家として名高い川西英は、生涯に3度、百景と題する風景連作を制作しました。一度目は木版画の代表作「神戸百景」(1933~36)、二度目は水彩画の「新神戸百景」(1952~53)でした。
三度目は神戸新聞社の連載用にポスターカラーで描いた「兵庫百景」(1962~63)です。
インターネットミュージアムより引用(下記リンク)
https://www.museum.or.jp/event/106911?fromname
木版画、水彩画、ポスターカラー
画材は違えど、そのどれもがシンプルかつ大胆な
タッチで美しい風景を切り取っています。
初見ですし、生まれた年代も違うのに
泣きたいほど懐かしく感じるのは優しい色彩の
せいでしょうか。
4.そのバイタリティに驚く
神戸百景は木版画ですから、木の板を掘っていく大変な工程があります。
4版だとその工程を4回繰り返すのです。
そんな大変な工程で作られている作品が所狭しと
並べられている様は圧巻でした。
この神戸百景を描き終えた後も、亡くなるまで絵の制作を続けられたわけですが、直接現地に行き
取材をして作品を制作するわけです。
なんてパワフルな方なのだろうと私は感心して
しまいました。
5.絵は鏡
川西英さんが真摯に絵に向き合っている姿に
私はとても感動していました。
絵が人の胸を打つのは、人が絵に惹かれる理由は
絵は全てを正直に映し出すからだと思います。
絵を見ると、その人の人生や、価値観、当時の時代背景、時に今の自分の感情までも見えてきます。
この前コテンパンに落選したのに
それでも描いてみる訳(内藤ルネ展に行ってきた) - かえるの家
また描きたくなってきましたよ。